建築デザインプラウドシーズン成城五丁目

歴史を受け継ぎ、新しい成城を体現する
「六邸一景」のプレミアム戸建住宅

邸宅地として知られる成城の中でも本流の地である五丁目に誕生した「プラウドシーズン成城五丁目」は、従来の常識を覆すプレミアムクラスの分譲戸建住宅。歴史ある街並みを継承し、全6棟で一体感ある景観をつくり上げるだけでなく、今後の街の発展を象徴するような「新しい成城」を表現したい──担当者がプロジェクトに込めた想いを動画で語ります。

歴史ある成城にふさわしい街並みと、それぞれの棟に個性と新しさが感じられるデザイン。「継承」と「発展」という一見相容れない二つのコンセプトを同時にかなえるべく、街区デザインから各棟の外観、プランに至るまで、一つ一つを見直し、形にした「プラウドシーズン成城五丁目」の見どころを担当者がさらに解説します。

街を守る高い志を受け継ぎ、美しい街並みの一翼を担う

大正時代、学園と住宅地が一帯となった理想の学園都市づくりをめざして始まった成城の街づくり。「プラウドシーズン成城五丁目」の敷地は、そうした初期から宅地の開発が進んできた成城の本流ともいえる一角にあります。周囲には深い緑に囲まれた、ゆとりの敷地に建つ邸宅が整然と建ち並び、街の歴史を物語っています。

成城には「成城憲章」という、自治会が街並みづくりの基本理念を明文化した紳士協定があり、低層住宅地の保全、生け垣や樹木といった敷地内の緑の保全、街並み景観や美観への配慮などが盛り込まれています。そこで、街の人々が守り継いできたこうした街並みの一翼を担うべく、外構、植栽、外観など、さまざまな面に気を配って計画しました。

建物は中央の私道を囲むように6棟を配置しました。まず考えたのは「六邸一景」──すなわち、6棟の街区全体として一体感を持たせ、いかに美しく見せるかということです。それぞれ独立した建物ではありますが、全体がつながった一つの大きな集合住宅のようなたたずまいをイメージしてデザインしました。

石を多用した風格ある街区デザインと電柱の地中化

成城界隈を歩いていて感じるのは、どの家も「本物の素材を採用した、本物の邸宅」であるということです。特に、大谷石や御影石などを用いた石畳、石垣、石壁の質感が、この街の格式を保っていることに気づかされます。そこで、この計画においても石材を活用し、周辺の街並みに肩を並べられるような風格のある街並みを目指しました。

各棟を囲む壁面にはベントミストという御影石を贅沢に用い、街区の「顔」となるデザインと、プライバシーを守る機能を両立させています。石積みに用いた赤みを帯びた石は、根府川石という安山岩です。城の石垣のように足元から石積みを立ち上げることで、外部とは仕切られた「結界性」や特別感を演出しています。また、各敷地内だけでなく、街区内の路地も御影石貼りにすることによって、道路と宅地の境界の印象をやわらげ、街区全体がつながった一体感のある街並みが生まれました。さらに、石と植栽のバランスよい配置は、より自然に近い景観を生み出しています。

一方、街区内の電柱と電線を完全に地中化したことも、美しい街並みに寄与しています。室内からの眺めも美しく、視界を遮るものがない広い空が堪能できます。近年、自然災害の激甚化により、電柱が倒れて停電が発生する例が増えており、地中化は防災上の観点からも大きなメリットがあります。こうしたさまざまな理由から、今後も積極的に電柱の地中化を進めていきたいと考えています。

見る角度による景色の変化を意識し、6棟の個性を描き出す

各棟の足元は石や植栽を生かした街並みに馴染むデザインですが、2階以上の上層部は現代的でダイナミックな外観を目指しました。街並みづくりにおいては、シークエンス(歩くにつれて移りゆく景色)をいかにデザインするかが大切です。そこで、中央の計画道路を進むごとに目に入ってくる一棟一棟の外観がそれぞれ個性的で美しく見えるよう、ディテールにこだわって設計しました。

たとえば、中ほどの棟の一方には、L字形のガラスバルコニーを設けました。このような2方向に突き出したバルコニーはマンションの角住戸などではよく見かけますが、木造住宅では工法によってはむずかしく、構造上の工夫を凝らすことで実現したものです。

一方、向かい側の棟は、2階の窓の上下を挟む屋根の水平ラインを強調することによって、シャープな印象を演出しています。

前面道路に面した角地に建つ3階建ての棟には、高さを生かしてコーナー部に縦長の大開口を設けました。3階建てだと窓の種類や大きさが制限されがちですが、ここでは特注のサッシを採用することで実現しています。

一部の棟のバルコニーを囲うアイアン調のルーバーも、街並みのデザインアクセントになると同時に、プライバシーを守る役目も果たします。縦のフィンの角度を少しずつ変えることによって、視線を柔らかく遮っています。

プランの随所に感じられる開放感とゆとり

6棟のプランは多様なライフスタイルに対応できるよう、ビルトインガレージを備えたタイプ、大きな吹き抜けリビングのあるタイプ、広いインナーテラス付きのタイプなど、個性豊かなバリエーションを揃えています。

全邸のリビングの天井高は3m以上、大開口のサッシは高さ2.7m以上を確保しただけでなく、トイレ、廊下、収納などにもワンランク上のゆとりを持たせました。また、設備・仕様のクオリティも重視し、キッチンやバスルームにはハイグレードな製品を採用。さらに、24時間365日、家全体を換気しながら清浄な空気と快適な温度を保つ全館空調システム「エアロテック」も完備しています。

今後、「プラウドシーズン成城五丁目」が、由緒ある成城の街並みの一部として味わいを増すとともに、「新しい成城」を体現するような存在となっていくことを期待しています。

インタビュー

野村不動産 戸建事業部 推進一課 吉井浩介

今回のプロジェクトにおいて最も苦労したのは、成城五丁目という本流の地にふさわしい街並みを具現化するプロセスでした。たとえば、石の壁に用いる石は塊で購入し、それをスライスして使用しています。石材会社に赴いて石を選んだうえで、加工工場と東京の事務所をオンラインでつなぎ、カット後の石材を並べ、ドローンで撮影した画像をリアルタイムでチェックしながら、流れのある石の模様がうまく連続して見えるように並べ替えてもらい、配置を決めました。手間はかかりましたが、何千万年、何億年もの歳月をかけて出来上がった素材を敬い、その歴史をデザインに織り込むことで、本流にふさわしいデザインに一歩近づけたのではないかと思います。

プラウドシーズン成城五丁目

所在地
東京都世田谷区成城
交通
小田急電鉄小田急線「成城学園前」駅 徒歩8分
総戸数
6戸

※掲載の情報は、2024年1月時点の情報です
※こちらの物件は完売いたしました。