
今回のプロジェクトの舞台は、渋谷駅から徒歩9分の渋谷区東エリアに位置します。元々は複数の建物があった場所で、その土地をまとめて取得することにより、大通りから見える角地として使用できることになりました。周辺の環境は、いわゆる渋谷らしいイメージとは異なり、やや落ち着いた雰囲気だったため、これまでの街並みを一新する斬新なデザインの建物を志向。また、忙しなく日々を送っている方たちの暮らしを少しでも色鮮やかに彩りたいという思いで、プロジェクト全体のコンセプトに“彩り”という言葉を掲げることにしました。
本物件は2LDKが中心となります。シングルやDINKSを中心とする方々が、自分らしい暮らしを楽しめる物件になるようプロジェクトをスタートしました。

外観は、先進性が感じられるデザインを追求。角地を利用したラウンド形状のフォルムは、2層ごとにボリュームを分節するグレーのラインを入れ、縦に伸びるような印象をもたせました。垂直方向のラインはスパンドレルというアルミ金物素材を用いており、独特の輝きを演出しています。このアルミスパンドレルですが、いつどの方向から眺めても綺麗に見えるように何度も色味調整を行い、更に、部材の配置を細かく決めることによって、唯一無二の美しさを表現しています。バルコニーから連続する水平方向の壁面には、スパンドレルをより引き立たせる、天然の貝、砂、石の風合いをもつサンドエレガンテという塗装剤を使用しています。
外構には高木から低木を立体的に配置。ラウンド形状のエントランス前がボリュームのある植栽帯となっており、前面に切りっぱなしの石、その後ろに背の高い木を植えるという形でレイヤーを分けながら、建物内部側と道路側のどちら側からも魅せる植栽帯としました。

共用部のエントランスホールは、外観と同様にラウンド形状を取り入れカーブの利いた空間に。壁面には鏡面をエンボス加工しているパネルや、空間を広く見せるシックな色合いのブロンズミラーを使用し、渋谷らしい煌めきを表現しつつも、木の温かみを突板パネルにて演出。


エントランスホールからエレベーターホールまでの内廊下には、渋谷に所縁のあるアーティストの作品を展示しており、アートギャラリーのような雰囲気に。1階だけではなく、全階層の共用廊下にもそれぞれフロアごとに異なる絵画を飾り、空間に彩りを添えています。また、エレベーターホール近くには予約制のワークブースを2室設置しています。

専有部は大きく2LDKと1LDKとで構成されています。2LDKでは折り上げ天井を標準実装し、ゆとりある空間を確保。調光機能付きの間接照明を導入しており、いつでも好みの明るさで過ごすことが可能です。1LDKではウォールドアと、下がり天井の下にフレックスドアを採用。暮らし方に合わせて部屋を分けて使うことができます。
安全面に関する取組としては、渋谷区の条例に準じて管理人の滞在すべき時間が定められており、一般的な巡回管理とは異なる有人管理で安全性を高めています。

本物件の内覧会では特に、外観デザインについて多くの称賛の声をいただきました。建物によって周辺の街の雰囲気を良くするという当初の目的を果たしつつ、人々の暮らしを彩る物件が完成したと思います。
※掲載の情報は、2026年1月時点の情報です
インタビュー
住宅事業本部 事業推進一部 推進三課 服部 華於梨
本プロジェクトでは、基本設計から引き渡しまでを担当。プロジェクト全体の事業管理、ターゲット・マーケットを踏まえた商品企画を行った。