豊かな緑は人の心を和ませ、多様な生きものを育みます。これまで野村不動産では、マンション敷地内の緑化や大規模レジデンスにおける木材を使った共用棟など、自然に対する取り組みを進めてきました。
緑化に生物多様性という視点を加え、2024年7月以降に設計を開始した物件から、すべてのプラウドのマンションに適用しているのが「Link NATURE Action」という取り組みです。
その具体的な内容と、3つの物件をご紹介します。

地球規模で自然と人が共生する環境づくりを進めるなか、野村不動産ではその土地に息づく緑やいきもの、人の想いを未来(あした)につなげる「Link NATURE Action」プロジェクトを開始しました。
住宅事業に関しても2024年に指針がつくられ、プラウドのマンションに関しては2024年7月の時点で設計中、または設計を開始したすべての物件に対して適用しており、約80物件が対象となっています。
※2025年3月時点
このプロジェクトの大きな特徴は、緑化基準をはじめ、目標数値を具体的に定めて定量化していることです。

建物を建てる場合、緑化の基準は行政ごとに定められています。
野村不動産では、まず過去3年の物件を検証し、増やす緑化面積の目標値を、行政で定められた基準から10%増しとしました。
日本国内のある地域に、従来から生育している固有の植物を「在来種」といいます。
野村不動産では、マンションを建てる前に文献や現地に赴いて周辺の地域に根ざした在来種を調べ、敷地全体緑化面積の60%以上に採用しています。
これは後述するABINC認証で推奨されている「50%以上」の数値を上回るものです。
建物においては木材を積極的に活用しています。
エントランスなどの共用部の内装材に国産木材を採用して、お客様には木の良さを身近に感じていただく空間を目指しています。また、大規模物件においては、木造共用棟をつくる取り組みを積極的に行っています。

「ABINC認証」とは、「自然と共生する世界」を実現するため、生物多様性に焦点を当てた評価・認証制度です。プラウドでは主に大規模物件においてこの認証を取得し、生物多様性への取り組みを促進させています。
マンションの敷地内の緑は、鳥や昆虫などのいきものが生息する場所をつくり、そこで育つ子どもたちが自然との共生を肌感覚で感じられるようになることが期待されます。さらに、美しい景観によって地域への貢献も図ることができます。
こうした生物多様性への取り組みが、お客様の暮らしの質の向上につながるよう、今後、野村不動産では長期的な視点でデータ化するなどして、プラウドのサステナビリティのテーマである「いつのまにか、いい未来。」の実現に向けて発信していきたいと考えています。
ビッグターミナルという都市の魅力と共に、豊かな自然が広がる「所沢」は、シラカシ、ケヤキ、コナラ、クヌギといった高木のほか、ヤマツツジやヤブツバキといった低草木も見られる地域です。


≪プラウドシティ所沢≫ではそうした在来種を多く取り入れ、近傍の樹林からの緑の連続性を意識した外構を計画しています。
敷地内の「プライベートガーデン」には鳥や蝶が好む花や実がなる木や草花を植え、グランドエントランスの雨水を再利用した「レインガーデン」には、鳥の休憩場所としてバードバスを設置します。
敷地内の中央には、多様な共用空間を内包する独立共用棟「ティンバーコート」を設置。1階はRC、2階は一部に国産木材を採用した木造のハイブリッド構造です。
独立共用棟内部のグランドエントランスやラウンジの一部、ビューコリドーのベンチなどにも国産木材を活用。窓から見える緑の風景と一体感のあるデザインにしています。


ご入居後は、生物種のモニタリングを定期的に行います。四季折々の美しさを楽しむとともに、植物をはじめとする生きものをきっかけに、住む人たちの会話やコミュニケーションにつながることを目指しています。
世田谷区の高台に佇む≪プラウド等々力ガーデンコート≫は、「提供公園」を含めれば1000坪の広大な敷地。緑地の一部は地域にも開かれ、地域の景観にも一役買っています。
この土地は古くから松の生産緑地でした。その緑地としての歴史を紡ぎ、敷地内には世田谷地域に在来した樹木などを含め、多くの緑量を確保しました。伐採した樹木をチップ化したマルチングや共用部のサインなどに再利用する工夫も行い、緑地としての役割の継承を目指しています。
また、草本、低木、中高木が混在する立体的な緑地に生息するいきものに配慮し、屋上緑化や上下の緑をつなぐ緑化計画を実現。バードバスや小鳥の住処となる小屋を植栽の上部に設置予定です。
ルーフガーデンには机や椅子を配置。コンセントも設置されるため、緑に囲まれた開放的な空間でのリモートワークや、住民同士のコミュニケーションを深めることができます。
武蔵野の雑木林が広がる「国立」は、代表的な雑木林であるクヌギやコナラ、屋敷林に多いシラカシなどの樹林があり、ヒヨドリ、シジュウカラ、メジロなどの鳥類が集まり、昔から自然と人の暮らしが共存していた地域でした。

JR中央線「国立」駅近くに28年ぶりに誕生(※2)する大規模建替プロジェクト≪プラウドシティ国立≫では、「ヒト、環境、景観をつなげる」というコンセプトのもと、敷地内の緑地部分にそれぞれテーマを設け、こうした在来種を中心とした植栽計画を採用しています。
さらに「さくら通り」や「大学通り」の並木と調和するよう、ケヤキ、桜、紅葉など、地域に馴染みのある木々も選定しました。
木造共用棟「フォレストコモンズ」の一角にある「もみじラウンジ」と「さくらラウンジ」のテーブルやテーブルカウンターには、サクラやケヤキなどの木材を使用。各エントランスにも樹木の特徴を活かしたアートを作成する予定です。
敷地内には住民同士や地域の人々との交流をはかることができる空間も。四季によって移り変わる自然、ふと立ち止まることができるこうした空間は、暮らしの中での“ちょっとした発見”や、住民や地域の人々の会話のきっかけにつながるのではないでしょうか。
※1:住宅棟部分は1階(建築基準法上は地下1階)・コートエントランス部分は2階(建築基準法上は1階)・共用ルーフガーデン部分は3階(建築基準法上は2階)をそれぞれ表現しています。また、緑地率とは、敷地内における緑地面積の占める割合を指す指標です。
※2: 28年ぶりとは、国立市で総戸数500戸超となる分譲マンションの供給は1997年発売以来28年ぶり(MRC調査・捕捉に基づく分譲マンションデータの範囲内/MRC調べ・2024年12月現在)。
※掲載の情報は、2025年6月時点の情報です。
※掲載の各完成予想CGもしくは敷地配置イラストは、計画段階の図面を基に描いた外観完成予想図と敷地内、現地周辺の環境をCG化・イラスト化したもので実際とは異なります。また、周辺環境は将来に渡って保証されるものではありません。外観の細部・設備機器・配管類等および計画地周辺の建物・道路等は一部省略又は簡略化しております。タイルや各種部材につきましては、実物と質感・色等の見え方が異なる場合があります。植栽についてはボリューム・形状は実際と異なる場合があり、樹種等は変更となる場合があります。特定の季節の状況を表現したものではなく、竣工時には完成予想図程度には成長しておりません。
※共用施設及びサービスは計画段階のもので一部変更になる可能性がございます。ご利用は管理規約・使用細則等に従っていただきます。また一部施設及びサービス・イベントは有料・予約制となります。
※掲載のimage photoはイメージを表現したもので実際とは異なります。