オーナーズストーリープラウドシーズン世田谷上用賀 U邸

海外で培われた感性が空間を
美しく彩る、傾斜天井の家

上海やジャカルタなど、ご主人のお仕事の関係で海外生活が長かったというUさん御一家。しばらくは日本に拠点を置くとのことで、この上用賀へ一軒家を構えました。

そこで奥様が希望したのは、日本の家にありがちな、“飽きがこない”ことに重点を置いたシンプル過ぎる空間ではなく、個性のある家具やファブリックを主役にしながらもセンスよくまとまった空間。海外で暮らしていたときに交流のあった、外国での生活が長いお友達の家が、まさにそんな空間だったのです。

「部屋のイメージを伝えるため、娘の画用紙を借りて、すでに持っている家具やアートが分かるように当時住んでいた部屋の写真を貼ったり、気に入った雑誌の切り抜きを貼ったりしてイメージボードをつくりました。リビングは上海で購入したアンティーク調のキャビネットを中心に、ブルー系でまとめたかったので、海外のインテリア雑誌で見つけたカラーチャートも添えました」と奥様。

そのイメージボードをもとに、お部屋づくりを担当したのはインテリアアドバイザーのOさん。お客様のお部屋づくりのお手伝いをさせていただく野村不動産のインテリアアドバイザーは、まさにインテリアのプロフェッショナル。Oさんも、ビバリーヒルズなどの高級住宅街の暮らしに直接触れながら、その美的感覚を日本の家に取り入れられるよう常に工夫しているそうです。

「ショールームへ何度かお連れして、ご提案したものを実際にご覧いただき、納得のいくものを選んでいただきました。『Oさんの提案がなければ実現できなかった』と、ありがたい感謝のお言葉を頂戴いたしました」

Uさんの家は、1階が寝室や子供部屋があるプライベートスペース、2階がリビングダイニングのあるパブリックスペース。2階は傾斜天井が特徴的で、開放的なつくりとなっています。
そこで大きな効果をもたらしているのがリビングのバーチカルブラインド。吹き抜けには上下2カ所に窓があるのですが、ブラインドを2つに分けずに天井から1枚使いとすることで、縦方向の広がりが強調され、さらに広々とした印象となるのです。

また、アンティーク調キャビネットを主役としたリビングは、ブルーを基調としたクッションや小物などにプラスして、ブルーグラデーションのシェードや淡いグレーのアクセントクロスで色のトーンを揃えました。そのため、中国製のキャビネットもシリア発祥のダマスク柄のシェードも、テイストが異なるあらゆる要素が違和感なくまとまっています。

そして、お料理上手な奥様が「使いやすい」とお気に入りのキッチン。パントリーとして使えるキッチン脇の収納に加えて食器棚を設置し、たくさんのうつわがきっちりと収納されています。収納という機能性も十分に備え、ますます心地よい家として完成しました。

オーナーのこだわり

きらめくモザイクタイルで気分よく

玄関には全身が映るミラーを設置し、その両サイドにモザイクタイルを施しました。身だしなみをチェックする際にも、ライトに照らされて上品に輝くモザイクタイルが、朝の気分を盛り上げてくれそうです。

ピクチャーレールで壁もおしゃれに

子ども部屋の壁にはピクチャーレールを取り付けて、思い出の写真や学校で制作した作品などを飾っています。季節や気分によって、飾るものを簡単に変えられるのも便利。大人になってから絵画を飾ってもすてきです。

テーブルウェアもブルー系で統一

カーテンやオブジェなどをブルー系で統一して、まとまりのある空間に仕上げた奥様。実は食器類もブルー系で揃えていらっしゃいました。「色を揃えると、タイプが違う器でもコーディネートしやすいんですよ」とのこと。

※掲載の内容は取材協力頂いたコメント等を弊社側で編集したものです
※掲載の情報は、2017年7月時点の情報です