プラウドが生まれる街登戸

小田急線で新宿へ18分の「登戸」は、多摩川の中流域に位置する、洗練された暮らしやすさと、ゆったりとした時間が流れる街です。JR南武線も利用でき、都心から郊外までアクセス良好。現在進行中の再開発で将来への期待が膨らむ「登戸」の街を歩きます。

1 登戸を歩く

水と緑の街、「登戸」は
暮らしやすさが進化中です

「RIVERSIDE POINT」最上階の屋上庭園「川風のガーデン」

最寄り駅は小田急線とJR南武線の「登戸」駅。小田急線は快速急行が停車し、東京メトロ千代田線直通電車も利用できます。新宿、大手町、川崎、箱根へ、アクセス良好です。

再開発によって日々装いを変えている「登戸」駅南口周辺。
再開発によって日々装いを変えている「登戸」駅南口周辺。

そんな「登戸」駅の周辺はいま進化の真っ最中。2029年度までに駅前拠点としての魅力向上のために、商業施設や都市型住宅等も整備されていく予定です※。現在、駅周辺に「マルエツ」などのスーパーマーケットが複数あり、商店街も広がっていますが、さらに便利になることが期待できます。

「FUGLEN」とはノルウェー語で「鳥」のこと。ロゴはノルウェーのオスロ港でよく見かけるアジサシをデザインしたもの
「FUGLEN」とはノルウェー語で「鳥」のこと。ロゴはノルウェーのオスロ港でよく見かけるアジサシをデザインしたもの
ノルウェーのヴィンテージ家具が配された、居心地のよい店内。ノルウェーの店舗と同じテイストで統一されている
ノルウェーのヴィンテージ家具が配された、居心地のよい店内。ノルウェーの店舗と同じテイストで統一されている

進化を続ける「登戸」でいま人気となっているのが、多摩川沿いに建つ複合施設「RIVERSIDE POINT」。天保元年に「登戸」で創業した「日本料理 柏屋」が区画整理事業に伴う店舗移転の際に新たな拠点として建てたもので、1階がカフェ、2・3階が「日本料理 柏屋」、屋上が庭園になっています。どの階からも眺望抜群。ゆったりと流れる多摩川を眺めながらのんびりと過ごせるのはここならではです。

店内に設えた完全熱風式の焙煎機でノルディックロースト。優しい甘さと果実のような風味を味わえる
店内に設えた完全熱風式の焙煎機でノルディックロースト。優しい甘さと果実のような風味を味わえる
取材に応じてくれた横山諒祐さんは自転車通勤。季節を感じられる「登戸」の街は自転車で移動するのもいい
取材に応じてくれた横山諒祐さんは自転車通勤。季節を感じられる「登戸」の街は自転車で移動するのもいい

「本当によい雰囲気でしょう? 窓ごしに多摩川の河川敷や鉄橋を渡る電車がよく見えます。外の席も気持ちよいですよ」
1階のカフェ「FUGLEN COFFEE ROASTERS」の横山諒祐さんは胸に自信を秘めてそう話します。同店はノルウェーのコーヒー文化を伝えるカフェ。豆の個性を極限まで引き出した、透明感とフルーティーな味わいのコーヒーを提供しています。

コーヒー関連アイテムやオリジナルグッズも揃う
コーヒー関連アイテムやオリジナルグッズも揃う
「FUGLEN COFFEE ROASTERS」は「RIVERSIDE POINT」の1階にある
「FUGLEN COFFEE ROASTERS」は「RIVERSIDE POINT」の1階にある

2012年に渋谷に1号店をオープンしましたが、焙煎工房を整備するにあたり、この「登戸」に白羽の矢を立てたそうです。
「個性豊かなコーヒーを味わっていただきたい。それにはゆっくりじっくりとコーヒーと向き合える場所がふさわしい。そう考えて『登戸』に行き着きました」。

リバーサイドからはじまる
「登戸」の新しいくらし

2 ・3階に構える「日本料理 柏屋」は伝統の川魚料理で知られる銘店。移転前から法要や季節の集まりの場所として「登戸」の人たちに愛されてきましたが、新店舗では、もてなしの心はそのままに、手軽なランチの提供など、新しい時代にふさわしいサービスを提供しています。

季節の食材を使ったランチ「四季プレート」
季節の食材を使ったランチ「四季プレート」

「登戸」の街に寄り添い、人が集う伝統の日本料理店「柏屋」。鮎の塩焼きをはじめ伝統の川魚料理が味わえる

屋上に設けた「川風のガーデン」もそのひとつで、ギャラリースペースも含めて無料開放。「RIVERSIDE POINT」は「登戸」の新たな集いの場となることを目指しています。

屋上庭園「川風のガーデン」に向かうコンコースはギャラリースペースとして使われている。展示は、北村早紀 個展『青のピクニック』(現在は終了)
屋上庭園「川風のガーデン」に向かうコンコースはギャラリースペースとして使われている。展示は、北村早紀 個展『青のピクニック』(現在は終了)

「登戸」は自然を身近に感じながら暮らせる街です。ランニングやサイクリングを楽しめる多摩川の河川敷。マルシェやスポーツイベントが開催される「稲田多摩川公園」。「二ヶ領せせらぎ館」では多摩川の自然を学ぶことができます。「登戸」の街から南西に向かうと「生田緑地」で、ここでは緑の中でお弁当を広げたり散策したりと楽しく過ごすことができます。

「登戸」の街の東側を流れる「二ヶ領用水」は桜の名所として知られている
「登戸」の街の東側を流れる「二ヶ領用水」は桜の名所として知られている

※出典:川崎市ホームページ「登戸駅前地区第一種市街地再開発事業」 2029年度完成予定

2 新しい風

「登戸」によりそった、まんが家の
「遊びごころ」を伝える美術館

小田急線を「登戸」駅で降りると、「すこしふしぎ」な感じを覚えます。駅名標の色が青ベースになっていたり、鈴が描いてあったり。でも改札口に向かって進んで行くと、その謎はすぐに解けます。『ドラえもん』です! 「登戸」駅は『ドラえもん』の作者、藤子・F・不二雄氏の作品を紹介する「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」の最寄り駅。「登戸」駅は、藤子・F氏のまんがの世界への入口でもあるのです。

「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」。惜しまれながら2002年に閉園した「向ヶ丘遊園」の跡地の一部に立地している
「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」。惜しまれながら2002年に閉園した「向ヶ丘遊園」の跡地の一部に立地している
広々としたエントランス。頭上に、よく見ると、あるキャラクターのシルエットが浮かび上がる青空。壁面に、モノトーンで統一されたキャラクター
広々としたエントランス。頭上に、よく見ると、あるキャラクターのシルエットが浮かび上がる青空。
壁面に、モノトーンで統一されたキャラクター

「登戸」駅から直行バスで約9分のミュージアムは2011年の開館。藤子・F氏は1961年に現在の川崎市多摩区に家を構えて以来、生涯にわたって暮らしました。夫人の「ファンの子どもたちに恩返ししたい」という気持ちをカタチにしたのがこのミュージアムです。開館以来大人気で、2024年8月に来館者数500万人を超えました。

1階に常設展示室、2階に企画展示室がある。
筆致や修正跡などを見て取れる原画からは、藤子・F氏のまんがへのひたむきな想いと子どもたちへの優しい眼差しを感じることができる

「当ミュージアムはその名の通り『ミュージアム』で、テーマパークやアミューズメント施設ではありません。それでもたくさんの皆さんに足を運んでいただいていることに感謝いたします」

1/5スケールで再現されたのび太の家

「登戸」の子どもたちの未来を作る
藤子・F・不二雄ワールド

ミュージアムのスタッフはそう謙遜されますが、ここは決して、眉間に皺を寄せて作品を睨むような場所ではありません。ここで展開されているのは藤子・F氏が生涯かけて描き続けた夢の世界。やさしさと遊びごころいっぱいの藤子・F・不二雄ワールドです。

藤子・F氏の作品を自由に読むことができるまんがコーナー。隣にあるキッズスペースは未就学児が対象
藤子・F氏の作品を自由に読むことができるまんがコーナー。隣にあるキッズスペースは未就学児が対象
『ドラえもん』ファンなら誰でも知っている名シーンを再現した「きこりの泉」。立体になって楽しさ倍増
『ドラえもん』ファンなら誰でも知っている名シーンを再現した「きこりの泉」。立体になって楽しさ倍増

「藤子・F先生のまんがには、子どもたちのありふれた日常の中に非日常がスルっと入って来るといったストーリーが多いんです。『ドラえもん』なんてほんとそうですよね。わたしたちはこれを『すこしふしぎ』って表現しています」

あちらこちらに愉快な仕掛けがちりばめられている

ミュージアムの中にはそんな「すこしふしぎ」がいっぱい。館内にちりばめられた仕掛けを見つけられた人は「クスっ」と笑い、友だちに伝えたくなるでしょう。「あんなところに先生がぶら下がってるよ!」

藤子・F氏が実際に使っていた机や道具、資料等を展示。氏の創作の秘密を読み取ることができるかもしれない
藤子・F氏が実際に使っていた机や道具、資料等を展示。氏の創作の秘密を読み取ることができるかもしれない

ミュージアムでは、『ドラえもん』『パーマン』『キテレツ大百科』といった氏の代表作の直筆原画、愛用品や資料、家族との思い出の品などが展示され、作品をすべて読めるまんがコーナーや、ミュージアムオリジナルのショートアニメを上映するFシアターなどもあり、小さな子どもから大きくなったかつての子どもまで楽しめます。キャラクターにちなんだメニューが人気のカフェで休憩もできます。

ミュージアムカフェのメニューに並んでいるのは、作品に登場したあの料理、キャラクターにちなんだドリンク。企画展に合わせた新メニューも
ミュージアムカフェのメニューに並んでいるのは、作品に登場したあの料理、キャラクターにちなんだドリンク。
企画展に合わせた新メニューも

ミュージアムは川崎市立の小学校の校外学習の場としても親しまれています。昨年度は約2000人の小学生が訪れたそうです。
多くの子どもたちにとって、ここが生まれて初めて足を運ぶ美術館となります。ミュージアムはそのことをしっかりと意識して運営。子どもたちはここで、まんがという親しみやすいアートを通じて、美術館でのマナーや利用のしかたを学ぶのです。

青々とした芝生が美しい「はらっぱ」では、藤子・F作品のキャラクターたちが迎えてくれる
青々とした芝生が美しい「はらっぱ」では、藤子・F作品のキャラクターたちが迎えてくれる

まんがやアートの入口となっている「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」。ここでの体験を通して表現の素晴らしさに目覚めた子どもたちの中から、次の天才が現れるかもしれません。

取材協力:川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム

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※掲載の情報は、2025年5月時点の情報です