STEP1 住まい探し入門

自分にとっての最適な時期を見極めよう

結婚・出産・進学・・・最適な購入時期を見極めよう

いつかはマイホームが欲しい――そうお考えの方は多いと思います。
「家賃を払い続けるのはもったいない」「持ち家なら老後も安心して住み続けられる」……。
マイホームを志向する理由はさまざまでしょうが、それを手に入れることは資産形成の一つであることに変わりはありません。
将来への備えという側面も併せ持ちます。

では、そのタイミングは、いつがいいのでしょうか。

一般的な住宅購入のタイミング

資金計画から考えれば、住宅ローンの金利が低く、住宅税制の面で有利なうちに、というのが一つのセオリーです。
マイホームを購入するのは、ご家族の暮らしをそれまで以上に豊かにするためでもあるはず。金利や税制といった外部要因に注意を払う一方で、ご家族の暮らしという言わば内部要因にも目を向けたいものです。

実際、すでにマイホームを購入された方の選択をみると、結婚や出産、お子さんの進学、そしてお子さんの独立、といったご家族にとってのライフイベントをきっかけに新しい住まいの購入に踏み切っている様子がうかがえます。

最適な時期は家族のライフイベント?

国土交通省が毎年実施する「住宅市場動向調査」の結果にも表れています。2016年度調査の結果からまず、マイホーム購入者、それも分譲マンションを購入された方の平均像からみていきましょう。

年齢層の中心は30代と40代です。一方、居住人数の平均はここ数年3.0人前後で、大きな変化はみられません。居住人数2~4人の合計が、全体の9割近くを占めます。つまり、住宅購入に踏み切ったほとんどの購入者は、結婚や家族が増える時期を迎えたファミリー層であると考えられます。

30代と40代はまさに、結婚や出産といったライフイベントが相次ぐ時期ですね。

厚生労働省が毎年公表する「人口動態統計」(2015年)によれば、初婚時の平均年齢は夫31.1歳、妻29.4歳。第1子出生時の平均年齢は父32.7歳、母30.7歳。世帯主の年齢で言えばまさに30代から、結婚や出産を経験していくわけです。また、子どもが成長すればそれに合わせて、新しい部屋や家族のための空間が必要になってきます。

暮らしに併せた住まいを選ぶ――。当たり前とも言えますが、マイホームを購入された方は、その点を最も重視しています。また、購入者のほとんどがファミリー層である一方で、20代の購入者や単身での購入者も見られます。

住宅購入世帯主の年齢
住宅購入世帯居住人数

調査対象:平成27年4月から平成28年3月の間に新築の建て売り住宅又は分譲を目的として建築された住宅を購入し、入居済み世帯
出典:国土交通省 平成28年度住宅市場動向調査より

しっかりと考えたい!物件選びの条件。

設備等に関する選択理由(複数回答)

再び、「住宅市場動向調査」の結果をみてみましょう。

分譲マンションを購入された方の多くがその住宅を選んだ設備等に関する理由として、「間取り・部屋数が適当だから」(75.9%)や「住宅の広さが十分だから」(49.4%)という点を挙げています。暮らしに見合う間取り・部屋数や広さを確保することを、第一に考えているわけです。

それだけではなく、住宅を購入される方の多くは、これからも子どもの成長や独立などライフスタイルの変化が待っています。この先の人生を想定しての購入が必要ですね。

住宅の選択理由(複数回答)

また、「住宅市場動向調査」では分譲マンションを購入された方にその住宅を選んだ理由を別の切り口からも尋ねています。

回答を多い順に並べると、「住宅の立地環境が良かったから」(66.5%)、「新築住宅だから」(57.2%)、「価格が適切だったから」(36.9%)、「住宅のデザイン・広さ・設備等が良かったから」(36.9%)、……と続きます。

部屋数や広さだけでなく、マイホームに求める条件は少なくありません。

問題は、暮らしに併せて住まいを選ぼうという時に、ご家族の条件に見合うような物件を見付けることができるのかという点です。

調査対象:平成27年4月から平成28年3月の間に新築の建て売り住宅又は分譲を目的として建築された住宅を購入し、入居済み世帯
出典:国土交通省 平成28年度住宅市場動向調査より

理想の住まいと購入時期を逃さないために

条件に見合う新築分譲マンションに出合うことがなければ、いくらマイホームを購入したいと願っていても、その夢を実現することはできません。

夢を実現するにはまず、立地環境、価格、住宅のデザイン・広さ・設備などに望む条件を整理したうえで、物件情報をキャッチするアンテナを高く張っておくことが不可欠です。条件は、ご家族の暮らしから自ずと決まっていくものです。今後、こういう暮らしを想定しているから、こういう立地環境がいい、これだけの広さが欲しい、と。具体的な物件を探し始める前にまず、今後の暮らしを見通しておくことが求められます。それによって初めて、暮らしに併せて住まいを選ぶということが可能になります。

理想の住まいと購入時期を逃さないために

住まい探しとは暮らし探し――。その点を忘れないでおきたいものです。

もう一つ大事なのは、マイホームの購入に向けた準備作業は早い段階から取り組む必要があるということです。

物件情報は分譲マンションの供給に伴い増えていき、それが売れてしまえば減っていきます。ご家族の暮らしに見合うものを確実に手に入れようとするなら、物件情報は早めにキャッチし、それに対応していかなければなりません。

早めの準備こそ、暮らしに見合うマイホームの獲得を成功に導く第一歩なのです。

※掲載されている情報は、2017年7月時点のものです。