STEP2 物件選びのポイント

物件見学のチェックポイント 立地・間取りを確認しよう

物件見学のチェックポイント 立地・間取りを確認しよう

希望条件の整理や購入予算・資金計画がまとまったら、さあ、いよいよ物件見学に出かけましょう!
見学を成功させるポイントは事前に確認すべきポイントを整理しておくこと。 特に実際の暮らしやすさや将来の資産価値にも影響するポイントとして押さえておきたいのが「立地」と「間取り」です。
今回は立地と間取りについて、具体的にどのような点を確認すべきかをまとめました。 あわせてモデルルーム見学のメリットもご紹介します。
物件見学の際にぜひお役立てください。

「立地」はここをチェック!

①交通利便性

暮らしやすさにも将来の資産価値にもかなり大きく影響するのが、交通の利便性です。中でも通勤の際に使う公共交通機関の利便性は必ずチェックしましょう。その際にはドア・ツー・ドアの所要時間や駅までの徒歩分数だけでなく、駅やバス停までのアプローチも要確認を。例えば「歩道が整備されて歩きやすいか」「段差がなくバリアフリーになっているか」などを、実際に歩いて確認しておくことをお勧めします。

生活利便性

②生活利便性

見学の際には、家族の実際の生活シーンをイメージしておくことも大切です。日用品や食品の買い物ができる店舗や飲食店が近くにあるかどうかは必ずチェック。特に共働きで仕事の帰りが遅くなる家庭なら、夜遅くまで空いているスーパーやコンビニエンスストアなどが帰宅途中にあると、とても便利です。

また小さな子どものいる家庭なら、小児科のあるクリニックや総合病院があると安心です。保育所や学校、児童公園や学童施設までのアクセスも確認しておきましょう。さらに近所に大きな公園やスポーツ施設などがあれば、週末の過ごし方も広がりそうです。

様々な生活シーンをイメージして「絶対に必要だ」「あったらいいな」と思う施設をリストアップして、物件見学の際に確認するとよいでしょう。

③用途地域

お目当て物件が、どの「用途地域」に立地しているかを確認することも忘れないようにしましょう。「用途地域」は、都市計画に基づく制度で地域の特性に応じて建物の用途や形態を規制、誘導することで有効な土地利用を促進するために定められています。つまり用途地域を見ると、その街の街づくりの方向性が確認できるということです。

「第一種住居地域」「第二種住居地域」など住居系のエリアの場合、一定規模以上の工場が建設できないなどの制約が設けられているため、良好な住環境が守られます。ただし工業系の用途地域内であっても、最近ではマンションや商業施設が建ち並び、良好な住環境に変貌している街もあります。用途地域だけで判断せず、物件見学の際に自分の足で周辺エリアを歩いてみて、どのような街であるかを確認することが大切です。

④街の開発計画の有無や人口トレンド

物件見学の際には、街の将来に関する情報も確認するようにしましょう。特に押さえておきたいのは、その街の開発計画(駅前の大規模再開発や新しい大規模商業施設の建設計画など)や人口トレンド。人口や最寄り駅の乗降者数が増えている街は、商業施設も作られやすくさらに人気が高まるので、利便性だけでなく物件の資産価値にも良い影響が期待できます。とはいえ、駅前や公園隣接など希少性の高い立地では価格も上昇傾向にありますので、無理をせずに、あくまでも予算の範囲内で、家族のニーズに合う立地、資産価値が維持できそうな立地を選ぶことが大切です。

POINT:
物件見学の際は、物件周辺エリアを実際に歩いて、暮らしやすい街かどうかを自分の目で確認しよう

「間取り」はここをチェック!

現在マンション購入を検討している理由

メジャーセブン マンショントレンド調査 Vol.22

①リビングの配置

「メジャーセブン」※の調査によると、マンションの購入動機のトップは「広さ」です。

>たしかに「もっと広い家に住みたい!」と願う方は多いでしょう。ただし、広さ=住みやすさとは限らないので要注意。家族のライフスタイルや人数に応じて快適な広さは異なりますし、同じ広さでも間取り次第で住みやすさも変わってきます。物件見学の際には広さだけでなく、その物件の間取りが「家族で寛ぐ」「食事をする」「子どもが勉強する」など、家族の生活シーンにフィットしたものであるかどうかを確認するようにしましょう。

その際に意識したいのが「リビングの配置」、つまりリビングが縦長か横長かという点です。ここでは、70㎡台の3LDKタイプの間取りを例にリビングの配置による違いを見てみましょう。

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<縦長リビングの場合>

□廊下スペースが少なくなる分、収納量を大きくできる
□居室をリビングの隣に設けて、仕切りを可動式にすると、リビングと居室をつなげて開放的に使うことも可能

<横長リビングの場合>

□ワイドスパンのバルコニーを確保できるので、明るく日当たりの良い空間が期待できる
□奥行きや収納量を考えると、一定の専有面積が必要になる

なお、天井高やサッシ高、バルコニーの奥行きもリビングの居心地や開放感に影響します。
これらは図面だけでは、なかなか実感しづらいので、モデルルームや現地で直接確認したいポイントです。

通風・採光

②通風・採光

周辺の環境や対象住戸の階数や方位で通風や採光の状態は異なります。例えば角部屋住戸であれば、窓を多く設けることができるので通風や採光に優れた間取りを実現しやすくなります。風通しや日当たりのよさは実際に現地で確認するか、モデルルームの模型などで確認しておきましょう。ただし、角部屋や上層階の住戸は販売価格も高くなりがちであることに留意してください。

③リフォームのしやすさ

将来のライフステージやライフスタイルの変化に合わせて、リフォームしやすい間取りであるかどうかを確認することも忘れずに。一般的には柱型や梁の少ないスッキリとしたスクエア(四角)の間取りは、リフォームがしやすいと言われています。

④居室の形状

居室は一定の広さがあり、ベッドや机がすっきり使いやすく配置できることが第一条件です。広さだけでなく居室の形状や家具を置くのに邪魔になる柱型や梁の有無、収納の位置もよく確認するようにしてください。

⑤水まわり

利用頻度が高い水まわりは、動きやすい動線上に配置されているかどうかの確認を。一般的にキッチンから洗面化粧室への移動がスムーズだと暮らしやすいと言われています。

⑥収納

収納量だけでなく収納箇所の数にも注目を。収納箇所が豊富だと、目的に応じた整理整頓がしやすいというメリットがあります。特に居室にウォークイン・クローゼットや納戸、リネン庫などがあると便利です。

POINT:
物件見学では「使い勝手」も確認しよう

モデルルーム活用のメリット

生活シーンを体感できる

①生活シーンを体感できる

モデルルームには、ダイニングテーブルや食器棚、ソファやベッドなどの家具が配置されているので、図面で見るだけの場合よりも入居後の暮らしがイメージしやすく、間取り選びのヒントを得ることができます。ただし、モデルルームはオプションなどで標準仕様と異なる場合もあるので、注意が必要です。

完成予想模型を見ることができる

②完成予想模型を見ることができる

完成前のマンションの場合、各住戸の位置や窓からの眺望などは、図面集だけではイメージが湧きにくいものです。その場合、モデルルームに展示してある完成予想模型で検討中の住戸の位置を確認すれば、日当たりや風通し、眺望や共用施設(エントランスやごみ置き場など)への動線を把握することができます。周辺の建物や街並みを再現しているケースもあるので、実感のある住戸選びができるでしょう。

建物の安全性を確認できる

③建物の安全性を確認できる

モデルルームでは当該建物の構造や安全性についてのプレゼンテーションが行われております。天井や床下など見えない部分を模型で分かりやすく説明していたり、各種設備の機能やセキュリティについての展示を行っている物件も多いので、ぜひ一度足を運んで、安全性を確かめてください。

④担当スタッフと直接話ができる

担当のスタッフと実際の間取りや設備を見ながら話や質問ができるのも、モデルルーム見学のメリットです。この機会を活かして気になる点・確認したい点を遠慮せずに質問し、疑問や不安を解消するようにしましょう。

モデルルームに行くことで、家族の「住まい選びのモノサシ」を見つけることもできるでしょう。なかなか理想の暮らしが描けない方も、ぜひ一度モデルルームに足を運んでみましょう。「百聞は一見に如かず」。実物を見ることで、住まい選びの理想形が見えてくるかもしれません。

POINT:
モデルルームでは完成予想模型をチェック!気になる点は遠慮せずに質問しよう。

アドバイザー

アドバイザー・プロフィール

岡本 郁雄(おかもと いくお)さん

ファイナンシャルプランナーCFP®、経済産業省登録中小企業診断士、宅地建物取引士。2004年に独立し、不動産領域のコンサルタントとして、マーケティング業務、コンサルティング業務、講演、執筆など幅広く活躍中。テレビ・新聞・雑誌などメディア登場暦多数。首都圏中心に延べ3000件以上のマンションのモデルルームや現場を見ておりマーケットにも精通、専門家サイトAll Aboutのマンショントレンド情報を担当する。岡山県倉敷市生まれ。神戸大学工学部卒。

※掲載されている情報は、2016年9月時点のものです。