CONCEPT

着心地のいい家。

野村不動産の住まい〈PROUD〉とセレクトショップ〈UNITED ARROWS〉は、「着心地のいい家」をコンセプトに、これからの住まいのあり方と空間づくりを考えるプロジェクトを本格的にスタートさせました。住まいとは、かけがえのない時間を過ごすための大切な場所。目で楽しみ、肌で心地よさを感じられる、カラダを優しく包み込む衣服のように、五感が喜び、年を経るごとに愛着が深まっていく空間を作りたいと、私たちは考えています。その空間づくりの最初のステップとして、私たちは、まず家具を作ることにしました。目指したのは、機能から生まれた無駄のないフォルムと歴史とともに風合いや風格を増していく、素材の無垢なる美しさが共存した新しい普遍。〈PROUD〉と〈UNITED ARROWS〉の空間と暮らしへの多様性に応える美意識を宿した家具シリーズの誕生です。

五感を喜ばせる

住まいとは、単なる四角い箱ではなく、そこで生活するための人生のステージだと考えます。ステージは、誰もが輝ける舞台。お気に入りやこだわりのものを並べたり、友人や家族とホームパーティーを開いたり、住まい手の個性を発揮できる大切な場でもあります。「着心地のいい家」は、永住がテーマ。だからこそ、住み続けるほどにその場所は愛情が深まっていくものにしたい。多様化するライフスタイルにあわせて、五感を喜ばせるような心地よい住空間を目指し、その人にあったステージ作りをお手伝いします。

経年進化

室内を彩る家具もまた、使うほど愛着がわき、価値が深まっていくように、一過性のトレンドで終わるものはなく、長く寄り添えるものを提案します。私たちは、家や家具の品質が経年により変化することを進化と捉え、“経年進化”と名付けました。衣服においては、何年か着込むうちに質感が変化して、自分のものになっていく感覚がありますが、同様に、木材やファブリックの経年変化もまた魅力の一つとして楽しんでほしいと考えます。味わいと愛着は年月に比例し、経年による風格、スタンダードデザインによって保たれる普遍性は、時代を超越した存在感を放ちます。

風合いを楽しむ

経年進化を楽しんでもらうために意識したのは、やがて出てくる独自の風合い。家具は使ううちに汚れ、傷がつくものですが、それも味わいになるように、経年で色味が変化する天然木を使用しました。張地に使ったレザーやアイリッシュリネンもまた時を経ることで独特の表情を覗かせます。これらのファブリックを使うことは、服作りのノウハウを持っているからこそできること。世界中の生地展と工場を見て回り、家具に耐えうる、トラディショナルで上質な生地を誂えました。素材へのこだわりは、この家具の魅力の一つです。

デザイン

建築界の巨匠ミース・ファン・デル・ローエは、“Less is more. (より少ないことは、より豊かなこと)”という名言を残しました。それはつまり、厳選されたマテリアルで、より豊かな空間を作る、ということ。追求したのは、機能的かつ構造的な美に基づいた最小限必要なディテール。装飾的な要素を極力省き、オーセンティックなフォルムをモダナイズしました。これこそが私たちの目指すニュースタンダードです。使い手に余白を残すことで、その後は自由に進化を遂げていってほしいと考えます。