ざるでこして出来た透明なだしを、さまざまな料理に使ってみましょう。水やお湯の代わりに使用すれば、味の深みが、より一層増します。基本のだしのつくり方ベジブロス(野菜だし)の基本となるのは、ニンジン、ショウガ、長ネギ、タマネギ、トマトの5つの野菜の切れ端。野菜の割合は、お好みで自由です。この他にも、P.16のOK食材の中から、季節の野菜を入れてみましょう。1.2.3.つくり方鍋に野菜と水を入れたら、中火にかける。ふつふつとしてきたら弱火にして、ふたをしないで20〜30分煮る。キッチンペーパーを敷いたざるで2をこす。Base Recipe●●●POINT材料の野菜は、泥を落とすためよく洗っておく。野菜がゆらゆら動くぐらいの弱火で煮出す。5角の昆布と、大さじ1杯の酒を入れれば旨みがアップ。トマトトマトのへた周辺にある、赤い色素成分であるリコピンは、紫外線による体のさびを防ぐファイトケミカルです。だしには酸味と甘みが加わり、色も鮮やかで美しいです。tomatoタマネギ植物の皮は、紫外線や外敵から身を守る働きを持っています。タマネギの皮には、活性酵素から身を守るケルセチンというファイトケミカルが、豊富に含まれています。onion長ネギ長ネギの青い部分は、光を取り込むため、多くの栄養がつまっています。新鮮でみずみずしいうちに使うのがポイントです。leek完成!材料(つくりやすい量)ニンジンのヘタや皮ショウガの皮長ネギの青い部分タマネギの皮トマトのヘタ水 1.3ℓ合わせて300g17 SUMMER 2021
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