建築デザイン

プラウド上原

メインビジュアル

"潜在する美意識"を追求した邸宅

外壁

外壁面に深みのある陰影を出すため、約5㎜の段差をもつ風合いのあるタイルを採用。
壁面自体の段差や、サッシュ、パラペットの大小アルミフィンの設置に至るまで、ディテールにこだわりました。
緑越しの木漏れ日に映え、時とともに様々な表情を見せてくれます。

グランドエントランス

メインアプローチとなるグランドエントランスは、粘板岩や御影石、本実の打ち放しによる格を意識し、天井を木調パネルの大庇とすることで、住宅らしい柔らかさを出しました。
暗がりとならないよう一部ガラス庇をルーバー状にデザインし、自然光の取り込みを巧みに行いました。

グランドエントランス

グランドエントランスは天井を木調パネルの大庇とし、住宅らしい柔らかさを出しました。
中2階の共用室を利用した間接照明を入れ、暗がりにならないよう配慮。
風除室のオートドアは、道路の目線からも天井いっぱいとなるよう高さ5mを超える大開口としました。

ラウンジ

真鍮・大理石・突板パネルによる黄金比率を取り入れたデザインとし、あえて小上がりとしたカーペット貼りのソファースペースは、座る方の目線に見合った、寛ぎの空間としました。

吹抜けギャラリー

日中を通して自然光が差し込む、天井高約5.1mの吹抜けギャラリー。
壁面大理石は大判トラバーチンの片落とし形状とし、さりげない陰影効果をもたらします。

アート

アート

全住民が必ずアートを目にして家路に付く計画とし、作家15名のコラボレーションにより約70点のアートを設置。一例を紹介します。
足元には、清んだ水たまりをイメージした伊達冠石によるアート。表面は荒々し土色ですが、中を磨くと、どこまでも深い黒色が現れるのが特徴です。
そこに映り込む額縁、昼は緑を切り取る額縁、夜はそれ自体が浮かびあがります。

デザイナーインタビュー

野村不動産 住宅事業本部事業開発二部 坂口 武宏

当敷地は、古くは紀伊徳川家別邸跡という由緒ある歴史をもち、第1種低層住居専用地域の上原地区の中でも高台に位置する敷地規模約1000坪という規模感のある希少稀な邸宅地です。「住宅に潜在する美意識」を追求することをテーマに、周辺環境への配慮も最大限考慮しながら開発を進めました。

キーポイントはボリュームの分節です。段の違いや色調対比によるたてライン分節、最上階の窓位置の違いも違和感なくデザインされた横ライン分節、木漏れ日に映える素材選定などディテールにもこだわり、圧迫感の軽減に配慮しました。

また、建物内部においては光と影のデザインに注力。自然光や間接光を巧みに利用し高低差をダイナミックに活かした空間構成としています。

さらに、敷地形状が美しい比率とされる黄金比に近似していたことから、全体計画からディテールに至るまで黄金比をデザインに潜ませ、無意識のうちに心が癒されるような美的空間の演出を試みました。

単に住まう人のみの豊かさではない、地域に貢献するプラウドの存在意義を示せたのではないかと関係者一同考えています。

プラウド上原

所在地
東京都渋谷区上原
交通
小田急小田原線「代々木上原」駅徒歩8分
東京メトロ千代田線「代々木上原」駅徒歩8分
総戸数
58戸
竣工
2012年4月