建築デザイン

プラウド南麻布

メインビジュアル

フランス大使館旧館跡地、歴史ある森と調和する邸宅

エントランスホール

エントランスホールは2層吹き抜けの空間とし、大きなピクチャーウインド越しに森と一体となった空間を演出しました。各所にはこの建物のためにつくられたアートを点在させ、あたかも森の中のアートギャラリーであるかのような共用空間を目指しました。天井には木調ルーバー、アクセントウォールには杉板の風合いの残る打ち放しコンクリートを採用し、木の温かみや自然の素材感を随所に感じられるようなデザインとしました。

森を享受するバルコニー

7階高さまで達する森の木々を多くの住戸が享受できるようゆるやかな曲線のフォルムとしています。バルコニーを第二のリビングとしてとらえ、3mの奥行きを確保しました。日々変わりゆく木々の移ろいを日々感じられることのできる空間になっています。

パーティールーム

パーティールームは木の素材感を大切にした落ち着いた空間に設えました。大型キッチンを併設し、本格的なダイニングパーティーにも対応できます。窓を開け放てば屋外のガーデンテラスと一体的な利用が出来るように計画しました。朝食時にはメゾンカイザーから仕入れる美味しいパンをコーヒーといっしょに召し上がれます。

ビューデッキ

緑あふれる森を眼下に見下ろしながら、東京タワーや高層ビルを見渡すことのできる解放感あふれるビューデッキ。晴れた日には家族や仲間でゆっくりと過ごせるよう、屋外用のテーブルと大きめのソファを配しています。

ガーデンテラス

屋内ラウンジから連続したガーデンテラスは、森と建物の境界に位置しています。テラスと森の接点には、静かに水を満たした水盤を配し、水面に森と水と光を映しこむ設えとしました。やさしい光の揺らめきと、四季折々に移り変わる森の表情を楽しめる空間です。夜には木々をライトアップし、エントランスホールからの印象的なシーンを演出しています。

大使館側から見た外観

外観には、フランス大使館と同じ外壁素材やアルミの大庇などのモチーフを引用しながら、一体感のある街並みをつくることに注力しました。住居の窓はあえてランダムに配し、リズミカルなファサードとしました。

インタビュー

野村不動産 住宅事業本部プロジェクト事業推進部 笹本 和孝

本プロジェクトは、在日フランス大使館を敷地内に移転建替えし、旧館跡地にマンションを建設する一連の事業です。日仏交流150周年の記念事業として、PFI方式を活用して推進してまいりました。都心にありながら江戸時代より守り継がれてきた約1ヘクタールの森を最大限保存し、建物と自然の共存を目指した提案が大使館に評価され、事業化が実現しました。新フランス大使館とプラウド南麻布とで森をゆるやかに包み込む配棟とし、また沿道のファサードに統一感を持たせることで街並みに配慮しました。ここに住む全ての方に森に近接する恩恵を享受いただけるよう、共用施設の内容配置も工夫しました。このマンションがこれからの時間の経過の中で、より深い味わいと風格を獲得していくことを願っております。

プラウド南麻布

所在地
東京都港区南麻布
交通
日比谷線「広尾」駅 徒歩7分
総戸数
88戸
竣工
2013年7月