インテリア企画チーム

プラウドには数多くの仕事人たちのプロフェッショナリズムと秘めた想いが宿っています。
その中でプラウドの品質を維持しながら常に向上を目指し、住まい手へとつなげる「インテリア企画チーム」に話を聞きました。

「インテリア企画チーム」とは

プラウドのプロジェクトを商品企画から設計まで物件ごとに統括する事業推進部のなかで、マンション販売に先駆けてモデルルームを企画するチーム。建物の設計などに関わる担当者や、販売担当者の意見を取り入れながら、専有部の内装の設計、モデルルームの方向性決定から完成までを一貫して管理。同時に、工事を請け負うゼネコンや、インテリアを設えるデザイン事務所との打ち合わせを重ね、訪れたお客様がより良い暮らしを思い描けるようなモデルルームを、常に提供できるように努めている。

暮らしの夢が膨らむような
お客様の印象に残るモデルルームをつくる

野村不動産 住宅事業本部
事業推進二部 インテリア企画チーム
小泉麻夕美

「お客様目線で住みやすさを検討する」ことが、モデルルームづくりで最も大切なことだとインテリア企画チームの小泉さんは語ります。そこで、プロジェクトの最初から最後まで、必ず持ち歩いているものは巻尺。空間や家具のサイズを測り、実際の住みやすさを検討するために必要不可欠なツールです。

「愛用しているのは持ち運びしやすい3mのもの。打ち合わせのなかで、テーブルと壁の間を1mから60cmにしたらどうかという意見が出た時にも、巻尺で実際に1mと60cmを示して、使用した際に動線として問題はないか、圧迫感はないかなどを吟味します」

工事が始まるまでは、モデルルームの設計は図面上で検討されます。その図面に書かれた数値だけではイメージしづらい空間のサイズを把握するために、巻尺はとても重要な役割を果たしているのです。

また、図面の縮尺に合わせた数値から実際の寸法を読み取るための三角スケールや、図面や指示書などの重要箇所をチェックしたり、気づいたことをメモしたりするためのペンやマーカーも必携品。さらには、メーカーの発表会で撮影した新商品の写真や、アイデアの元となるさまざまなインテリアの写真を集めておいて、いつでも必要なときに確認できるようにiPadも持ち歩いています。

「社内での打ち合わせはもちろん、工事が行われている現場に向かう時にも、図面や指示書とともに、これらのツールは必ず持っています。あとは、現場に壁材やキッチン収納の面材などのサンプルを持って行くこともありますね。やはりサンプルと見比べて、実際の色や質感に間違いがないか細かく確認しなければならないので」

iPad、巻尺、三角スケール、ペンは必ず持ち歩きます。

そんな風に何度も細かく確認し、ようやく完成するモデルルームは、これから販売される物件でどのような暮らしが実現できるのかを、お客様にイメージしていただくためにとても重要な存在です。

そのため、モデルルームオープンの5ヶ月前から準備に入り、社内のさまざまな部署と何度もミーティングを重ね、意見を擦り合わせてプロジェクトの方向性を固めます。特にお客様と直に接する販売担当者からは、お客様のニーズをしっかりと聞き取ります。そして、それを具体化するため、ゼネコンやデザイン事務所とも何度も打ち合わせを行います。

「設計が複雑な物件は、それだけ調整しなければならない事項が多くなるので、ミーティングの回数も多くなります。多い時には、約1年かけてじっくりとつくり込むことも。何度もミーティングを重ねることで、お客様のニーズを反映した“心に響くモデルルーム”が完成するのだと考えています」

物件に合わせたモデルルームを具体化していくために、もっとも重要なのが“住まい手の人物像”の設定です。物件のロケーションや規模、間取りなどから人物像を導き出し、建物の設計などに関わる担当者や、販売担当者と意見を交換しながらライフスタイルまでも細かくイメージしていきます。

モデルルームは“住まい手の人物像”のライフスタイルを映します。それが的外れだったり、人物像がブレたりすると、そのモデルルームがお客様の心に響くことはありません。

「例えば、都市部へのアクセスが便利な物件なら働き盛りのご夫婦が多いので、時短につながる住宅設備が喜ばれるのではないか、しかも近くに川がある物件ならサイクリングや釣りが趣味の方もいらっしゃるでしょうし、自転車や道具類を収納できるスペースが必要かもしれない、と人物像を細かく設定します」

社内のサンプルルームで内装材のサンプルを確認しながらミーティングを進めます。

また、プロジェクトメンバー内で間取りや建具、床の色、インテリアに至るまでイメージを共有することも重要です。例えば、“かっこいい”という言葉で想像するインテリアは、黒をベースに石材などを使用した重厚感あふれる空間だったり、白をベースに無垢材を活かしたスタイリッシュな空間だったりと人それぞれです。

「ミーティングで相手にイメージを伝える時は、言葉だけでなく、イメージに近いインテリアの写真を必ず提示するようにしています。特に、プラウドのインテリアでは“上質さ”を大切にしているので、物件ごとにどのように“上質さ”を表現するのか、インテリアチームが用意した写真を見ながらプロジェクトメンバー全員で方向性を確認し、より良いものを目指します」

豊かさをプラスする新たな提案を

モデルルームづくりの専門部署であるインテリア企画チームが存在するのは、マンションに関わるすべてのクオリティを徹底して管理するため。標準的な提案を繰り返すのではなく、物件ごとに“住まい手の人物像”を細かく設定し、そのライフスタイルに対応したレイアウトや部屋の使い方を見極め、時代のニーズを捉えながら、一つひとつのモデルルームをつくり上げているのです。

また野村不動産では、使用する内装材や水栓器具などをすべて独自に検査しています。たとえ、他社のマンションで使用されているものであっても、社で定めた厳しい安全基準をクリアしなければ使用することはありません。

そして、完成したモデルルームは、インテリアチームをはじめ野村不動産の各部署の担当者、デザイナー、ゼネコンなどさまざまな立場の人が、図面や指示書通りに再現されているか確認するとともに、使い勝手や安全性についてお客様目線でじっくりと最終チェックを行い、必要に応じて調整を繰り返します。この“竣工検査”が、プラウドのクオリティをさらに高めるのです。

竣工検査には各部署の担当者のほか、デザイナー、ゼネコン、専門工事業者、電気やガスの工事業者など30人以上が参加し、あらゆる面からチェックを行います。

「さらには、モデルルームを通して暮らしが豊かになるようなアイデアを提案していきたいです。例えば、リビングにプロジェクターを取り付けて、忙しい朝でもキッチンからお天気をチェックできるようにしたり、バルコニーとひとつながりになったリビングにはヨガマットを敷いて、朝ヨガのシーンを演出したり」

そのために、展示会やセミナーにも足を運び、常にインテリアや暮らしのトレンドに対してアンテナを張っています。また、主婦であり母親でもある自身の暮らしが、モデルルームづくりのヒントとなることもあります。

常時3~4件のプロジェクトが同時進行しています。インテリアのトレンドを捉えるため、情報収集も欠かせません。

「お客様の立場に立ってつくり上げたモデルルームと同じ仕様を、実際に選んでいただけた時は本当にうれしいです。今後もお客様に共感していただけるモデルルームを企画し、さらに暮らしが豊かになる新しいアイデアを提案していきたいです」

<プロフィール>
静岡県出身。2015年入社。インテリアコーディネーターと二級建築士を取得後、リフォームのプランナーなどを経験。「マンションという決められたスペースのなかで、工夫と知恵を活かして住みやすさの可能性を広げていくことに面白さを感じて」、野村不動産に転職。趣味はホットヨガと、11歳と14歳の娘と美術館に行くこと。

※掲載の情報は、2018年10月時点の情報です