住みやすく安心安全な街。子育てがしやすく、健やかな心身が育まれる環境。
自然災害をはじめとする課題にも、力強く立ち向かえる力。
そんな暮らしのために大きなパワーとなるのが、地域の連携――つまりコミュニティです。
では、開発されたばかりの“新しい街”ではどうするのか?
現代の子育て世代にふさわしい、新しい絆を育みたい。近隣も巻き込んで、楽しみながら連携していきたい。
そんな絆づくりのためにプラウドシーズン栗平で生まれたのが、
グッドデザイン賞を受賞した「Waku Waku」と名付けられたエリアコミュニティ活動の試みです。

1 “楽しさ”こそが、地域の絆を育む

栗拾いに集まった130名が
絆を深めた秋の一日

2019年10月、澄みきった青空が広がる秋の一日、昔ながらの里山の風景が美しい稲城市上谷戸地域の栗林に、130人もの家族連れが集まりました。
その顔ぶれは、近くの「プラウドシーズン栗平」と、その北側に位置する「プラウドシーズン稲城若葉台」の住民たち。栗拾い大会の始まりです。

栗の木はもちろん、イガに包まれた栗の実を見るのも初めてという子どもたちも、教えられたとおりに足でイガをむき、つやつやと太った実を集めていきます。

小学生を連れたお父さんは、「家のすぐ近くの里山に、こんなに豊かな実りがあるなんて!」「子どもたちはスーパーで売っている栗しか知らなかったので、こんな体験ができるのはすごくうれしい」と、収穫した栗を手に話してくれます。
ふだんは顔を合わすことのない二つの街の住民が、この栗拾いを機に交流を始める光景も見られました。

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※掲載の情報は、2020年1月時点の情報です