舟運で栄えた水の街・志木。
都心に近く、商業施設も充実したこの街では、川沿いを中心に居心地のいい場所づくりが始まっています。

1 志木の街を歩く

都心に近く便利で住みやすい志木の街は、
水の恵みで笑顔がつながる

志木駅東口

池袋駅から東武東上線で17分、快速急行で2駅と、志木は都心へのアクセスに優れた街。東京メトロ副都心線や東急東横線など5路線と繋がっていて、新宿や渋谷はもちろん、横浜中華街にも乗り換えなしで行くことができます。

志木駅東口駅前広場
志木駅東口ペデストリアンデッキ

志木の街の玄関は志木駅。商業施設がいくつも並ぶ駅前は賑やかです。暮らす人に嬉しいのは、駅ビル「EQUiA志木」の存在です。改札口を出て右に曲がると目の前に「成城石井エキア志木店」があって、会社帰りにお総菜やワインなどが購入でき、忙しい毎日をサポートしてくれます。「マルイファミリー志木」や「イオン新座店」などもあり、日用品から贈答品まで駅前で揃います。お買い物でも、志木は便利な街です。

EQUiA志木

慶應義塾志木高等学校のお膝元である志木は文教都市の顔も持っています。志木市は小学校で「複数・少人数指導体制」を採用するなど先進的な取り組みを行う自治体として知られていますが、そんな文教都市・志木のシンボルといえるのが、志木駅前から歩いて15分ほどのところにある、「市立志木小学校」・図書館「いろは遊学図書館」・公民館「いろは遊学館」が一体となった施設です。小学校は壁がなく開放的で、図書館は子どもと大人の共同利用。公民館では小学校と連携した講座も行われます。子どもたちは地域の大人と接することで社会性を学び、大人は子どもたちをすぐ近くから見守るのです。もちろんセキュリティは十分に配慮されています。
また、隣接する新座市と朝霞市の児童館や子育て支援センターの一部は志木市民も利用できます。

地域との交流も
盛んな文教エリア

市立志木小学校・いろは遊学図書館・いろは遊学館 複合施設

小学校・図書館・公民館の複合施設から北東に10分ほど歩くと二つの大きな川にぶつかります。「新河岸川」と「柳瀬川」です。志木は江戸から大正時代にかけて舟運で栄えた街。ゆったりと流れる川は、いまは桜の名所、そしてウォーキングや自然散策、ピクニックを楽しむ市民の憩いの場となっています。

志木市民会館パルシティ
木花開耶姫を祀る敷島神社

2 新しい風

カヌーに乗って
志木の未来をさがす旅に

あなたはカヌーに乗ったことがありますか? 夏に青い水面をすいすいと進むカヌーは、いかにも気持ちがよさそうです。
激流の川下りに冒険心をかきたてられる方もいるでしょう。そんなカヌーに気軽に入門できる催しが志木で開催されています。2017年に始まって年に2回。毎回140名ほどが集まり、「いろは親水公園」の新河岸川左岸船着場付近で楽しみます。

いろは親水公園

この催しは志木市の観光協会の主催で、指導は埼玉県カヌー協会が行っています。講師は「教え方がうまい」と評判の、埼玉県カヌー協会理事長の石井弘さんです。

「カヌーの魅力を一言で表現するとね、『乗った瞬間、船長』ですよ。でもそれは、自分ですべてを決めて行動しなければならないってことでもあるんです。一人で何かを成し遂げるってこと、いまの時代、ほとんどできないでしょ? カヌーに乗るとね、自分が成長していく喜びを実感できるんです。子どもはもちろん、大人だってですよ。しかも水の上っていう非日常でね。それってワクワクするよね」

カヌー体験教室講師の、埼玉県カヌー協会理事長・石井弘さん

そもそも志木でカヌー体験教室が開催されているのはなぜでしょうか。その秘密は、街中を流れている新河岸川にあります。志木はもともと、新河岸川に設置されていた船着場を中心に栄えた街。江戸時代から大正時代にかけて、川越と江戸を結ぶ舟による通運が行われていて、陸運との中継に便利な志木は大いに賑わっていたのです。その歴史を忘れないようにと、志木市は川辺でのイベントに力を入れています。そのひとつがカヌー体験教室なのです。都心に近く、街中で水辺のアクティビティが楽しめる志木は貴重な場所です。

「志木っていい街だよね。僕は日本全国いろんな所で教えてきたけど、志木は教えてて気持ちがいいよ。人の話をちゃんと聞いてくれる。子どもたちなんか目を輝かせてね。でね、大人も子どもも片付けを手伝ってくれる。自主的にね。こんな民度が高い街、そうそうないですよ」

水にかかわる
自然と文化を
次の世代に伝える

いまはきれいな水が流れる新河岸川ですが、昭和の時代には生活排水などの影響で決してきれいとはいえませんでした。そんな新河岸川の水が改善されたのは市民の力が大きかったといわれています。1970年代の初めごろに市民による清掃活動が始まり、それは現在も年2回行われています。市の水質改善事業と相まって、川は自然の清らかさを取り戻しつつあります。

「だからこそかもしれないけど、カヌー乗っててゴミがひとつでも浮いてたりすると、気になっちゃうんだよね。でもね、人によってはそのゴミを拾ってみようかって気持ちになるかもしれないし、家族や仲間に『ゴミ捨てちゃだめだ』って呼びかけるかもしれない。環境のことをまじめに考え始める人もきっといますよ。ゴミに限らず、カヌーに乗ると、普段は気付かないいろんなものが見えてきます。水のぬくもり、しぶき、風、光、変わる景色。その積み重ねが我が街への愛着に繋がるんですよ」

来年市制50周年を迎える志木市は、川辺を舞台にさまざまな催しを行っていく予定です。川で栄え、川で市民が繋がってきた志木。きらめく川面に、今日も笑顔が広がります。

写真:薮崎めぐみ

写真協力:志木市市民生活部産業観光課

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※掲載の情報は、2019年8月時点の情報です