新宿まで11分という近さながら下町風情の残る方南町は、今年の7月から池袋への一部直通運行が開始。
さらに好アクセスで便利な街として進化中です。
方南町には、緑とのふれあいから街と人のふれあいを広げる人たちがいます。

1 方南町の街を歩く

大手町・新宿への直通運転開始。
さらに便利でくらしやすい方南町へ

和田堀公園

東京メトロ方南町駅は丸ノ内線の始発駅。以前は方南町駅から銀座や大手町方面に向かうには中野坂上駅で乗り換える必要がありましたが、7月に開始された直通運行によって、乗り換えなしで行けるようになりました。同時に6両編成に車両も増え、始発電車に座って通勤、ということが可能になりました。

方南銀座商店街

アクセスがよくなることに伴って方南町の街の価値も向上。それがこの街の暮らしやすさにも良い影響を与えています。方南町駅には以前はエレベーターがなく、ホームまで行くには長い階段を利用するしかありませんでした。しかし2017年12月に新設。ベビーカーを押して行くことができるようになりました。

Gluttony
方南カフェ

エレベーター設置の後押しになったといわれているのが、地元の有志によるボランティア活動です。現在、彼らの軸足は街の活性化に移り、「方南銀座商店街」など地元の商店街と組んでさまざまなイベントを開催しています。商店街の40mの坂道を利用した流しそうめん、お化け屋敷、お寺でのマルシェといったユニークな企画は多くの人たちを集め、賑わいとともに新たなコミュニティを生んでいます。

品揃えの豊富な店に
ゆったりとできる公園
すべての世代にやさしい街

和田堀公園

それは商店街の新陳代謝にも良い影響を与え、自家製ハンバーガーが人気の「方南カフェ」や、色とりどりのパンが並ぶ「Gluttony」など、個性的な店も増えています。以前からあった下町的な商店と新感覚の店が仲良く並び、方南町の商店街はすべての世代にうれしい商店街へと変わりました。

そんな進化を続ける方南町の中で変わらないのが豊かな緑です。方南町が位置する杉並区の緑被率は東京23区で3位。バードウォッチングやバーベキューのできる和田堀公園、広大な緑地を有する大宮八幡宮などが都会のオアシスを形成しています。もちろんここにも進化の波は押し寄せていて、9月に開園したばかりの「広町みらい公園」は体験学習室を備えた公園。小さなお子さんを遊ばせるだけではなく、多くの世代が交流できるようになっています。

マルシェも行われる釜寺東運寺
広町みらい公園

2 新しい風

緑に囲まれた方南町と
苔のテラリウムのいい関係

緑の多い杉並区、方南町で、緑を増やす活動をしている人がいます。といっても、公園を造るように働きかけたりガーデニングの指導をしたり、といった活動ではありません。小さいけれど暮らしのすぐそばで活躍してくれる緑、「苔」を室内で楽しむ「苔のテラリウム」作りのワークショップを主催している「Feel The Garden」の川本毅さんです。

Feel The Garden

「『苔のテラリウム』っていってもよくわからないですよね。ガラス瓶の中で育てる、苔のインテリアグリーンです。うちの苔のテラリウムは、小さな人形を入れたり砂で道を作ったりして、自分だけの世界や物語を表現できるのが特徴です。そして、苔のテラリウムで一番アピールしたいのは、室内で手間なく育てられるということです。都会の、特にマンションに住んでいる人にぴったりのグリーンなんです。『テーブルの上に置いていて、すごく癒やされる』って、お客さんによくいわれるんですよ」

Feel The Gardenの川本毅さん

ワークショップで作った苔のテラリウムは参加者が持ち帰って育てます。育て方も教えてくれますし、第一、ほとんど手間がかからないので安心です。ワークショップは方南町のショップと出張先のイベントスペースで開催していますが、方南町のショップは来春増床され、もっとたくさんの方に楽しんでもらえるようになるそうです。「いま、方南町はとても活気があるんです。若い人たちが店を開いたりしてね。ゆくゆくは彼らと一緒に新しいことをやりたいと思っています」

苔のテラリウム作りワークショップ

Feel The Gardenのコンセプトは「都会に暮らす人に植物のある生活を提案する」ということ。ではなぜ、ショップを新宿や渋谷に構えなかったのでしょうか。

「新宿や渋谷だと生活感がなくなり過ぎてしまうんですよ。それでは『暮らす』ということがイメージしにくい。方南町はちょうどいいんです。丸ノ内線で新宿、銀座、大手町に行ける。それに、環七が近くを通っているから、東京の縦の移動もしやすいんです」

緑とふれ合うことで広がる
方南町のコミュニティ

「それなのに」と、川本さんは続けます。「この静けさ、緑の多さ。地図を見るとわかると思いますが、方南町って緑に囲まれているんです。北に善福寺川、南に神田川が流れていて、どちらにも緑道があります」

緑を感じながら快適に、便利に暮らす。そんな方南町的ライフスタイルは、これからの私たちにとって理想といえるものでしょう。

苔のテラリウムは都市生活に緑を持ち込む一つの方法です。90分のワークショップは川本さんによる説明から始まりましたが、作り始めたら皆さん和気あいあい。参加者同士で冗談を言い合ったり、写真に撮ってSNSに投稿したりしていました。「これなら忙しい私でも世話ができる」「イメージ通りのものを作るのは難しいけど、達成感がありますね」といった声も。緑を通じて、この街で新しいコミュニティが広がっています。

写真:薮崎めぐみ

写真協力:Feel The Garden

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※掲載の情報は、2019年12月時点の情報です