プラウドが生まれる街渋谷区 元代々木町

渋谷区のお屋敷町として名をはせる代々木上原エリア。その中にあって元代々木町は、住み心地の良さがそろった街として知られています。お屋敷町の上質な空気と景観。個性的なお店の並ぶ街並み。散歩圏内に代々木公園があり、都心にいながら緑に親しむことができます。たくさんの魅力を備えた元代々木町を歩いてみましょう。

1 元代々木町を歩く

渋谷の高台にある
住み心地の良さがそろった街

東京メトロ千代田線・小田急線の代々木上原駅と、小田急線の代々木八幡駅が最寄り駅。代々木上原駅から代々木八幡駅に向かって歩きます。

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街に出ると商店街にたくさんのお店。食料品店やスーパーマーケット、ドラッグストアといった普段使いのお店はもちろん、個性的なアイテムを揃えたお店がいくつもあるのがこの界隈の特徴で、こだわり派のショッピングタウンとしての顔も持っています。飲食店も同様で、雑誌やSNSで採りあげられる有名店もあります。

セララバアド

そんなお店を伝いながら東へ進むと、いつしかお屋敷が目立つようになり、落ち着いた風情に。お店も大人びた雰囲気のショップが増えてきます。輸入雑貨店、オーガニックの店、ベーカリー。どの店にもオーナーのこだわりが詰まっていますが、街にしっくりと馴染んでいる様子に好感を覚えます。志の高いお店と、応援する街の人たち。喜びを分かち合う関係が、街の魅力にもつながっているようです。

時間に左右されない
上質なのに親しみやすい街

& piece ※写真は7月10日リニュアル前のものです
ルヴァン

さらに東に向かうと代々木八幡駅。駅は2019年にリニューアルされ、それに伴って周辺の活気がさらに増しました。
代々木八幡駅といえば、もちろん「代々木八幡宮」。緑に囲まれた都会のオアシスで、パワースポットとしても知られています。さらにその先には広大な「代々木公園」も控えています。

代々木八幡宮

お屋敷町ならではの上質な空気、ショッピングの楽しみ、緑の癒やし。元代々木町は、暮らしやすいだけでなく、暮らしを楽しめ、暮らしを高めてくれる街なのです。

2 新しい風

元代々木町にある
週末だけ開く花屋さんの話

個性的な店が並ぶ元代々木町の地蔵通り商店街。そこにユニークな花屋さんがあります。「edenworks bedroom」。ミュージックビデオやCM、雑誌、百貨店のウインドウなどで花のアレンジを手掛けるフラワークリエイター、篠崎恵美さんのお店です。

edenworks bedroom店主の篠崎恵美さん
中央のベッドの上に商品の花がディスプレイされる

「ユニーク」と言っても、奇をてらった品揃え、というわけではありません。お店があるのはビルの3階、営業は土日のみ。それでもお客さんが絶えることなく、遠く海外からも訪れるといいます。その人気の秘密はというと、やはり篠崎さんのセンスでしょう。取材時に花束をアレンジしていただきましたが、何気なく選んでいるように見えて、完成した花束は流石の美しさ。でも篠崎さんは花の学校に通ったわけでも先生について学んだわけでもないそうです。花屋さんなのに「ベッドルーム」という名前なのも、そこに理由があるそうです。

「花屋さんを開きたいと思って探していたとき、偶然ここを見つけました。内見で入ってみたら、お部屋みたいだな、居心地よさそうだなって感じて直感で決めたんです。edenworks bedroomと名付けたのはその延長です。私の花は自己流です。それなのに、花の世界で頑張れているし、お店も出せた。夢のようなことです。ベッドは夢を見る場所。だからここはベッドルームです」

edenworks bedroomは交流の場でもある

篠崎さんはCMや雑誌などのメディアの仕事を、このお店を開店する前からやっていました。最近では化粧品やヘアケアブランドとのコラボレーションで注目されるなど、メディアの仕事も順風満帆。それなのにお店を始めたのはなぜでしょうか。

「メディアの仕事はクライアントの意向をかなえる仕事です。それはそれですごく楽しいんですけど、私はいろんな人に直接会って話ができる場所も欲しかった。お店を開きたいと思ったのはそのためです」

篠崎さんはメディアの仕事を続けるうちに一つの思いが募ってきたと言います。それは、「花を捨てたくない」ということ。メディアの仕事では、撮影の後、大量の花を捨ててしまうことがよくあります。命を大切にしたい。つなげていきたい。その思いをお店ならみんなに直接伝えることができる。そう考えたそうです。

「お客さんと話していると、ほとんど全員から『これ、ドライフラワーになりますか?』って訊かれます。私と同じ気持ちで、お客さんもお花を捨てたくないんだなーって、嬉しくなります」

ドライフラワーの店EW. Pharmacy
調剤薬局をイメージ

edenworks bedroomを始めてから2年後、篠崎さんはお客さんの声に押されて、代々木八幡駅の先、奥渋谷にドライフラワーの店「EW. Pharmacy」を開店しました。さらにその2年後に「PLANT by edenworks」もオープン。ここは工房で、客が持ち込んだ花をドライフラワーにし、植物由来の染料で染め、花束にしたりボトルに詰めたりして返します。PLANT by edenworksは花に新しい命を吹き込む場所です。

花を通して美しさや
心地良さを実感できる街

PAPER EDEN with naoron
PAPER EDEN with naoron

篠崎さんが元代々木町でedenworks bedroomを始めて5年。街にすっかり溶け込んだようです。

「えっ、どこでお知りになったんですか? っていうおじいちゃんも来てくれますし、本当に若い子、中高 生くらいが1輪買ってくれたりとか。しかもそれが男の子だったり。世の中いいことあるなーって思います。渋谷区なのに、若者だけの街じゃないのが元代々木町のいいところです。おばあちゃんからこの店を教わったとか、逆にお孫さんに花をプレゼントされたから来てみたとか、そういったこともありますよ」

edenworks bedroomではワークショップも開催しています(7月上旬現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休止中)。この街では花を通じた交流が世代を超えて広がっています。

撮影:薮崎めぐみ

写真協力:edenworks

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※掲載の情報は、2020年7月時点の情報です