プラウドが生まれる街洗足

洗足は実業家・渋沢栄一が夢見た「田園都市」の理想を最初に実現した街。田園調布に先行して開発されたこの街は、現在も格式と良好な環境を保っています。今回はそんな洗足を中心に、隣の西小山まで足を延ばします。

1 洗足の街を歩く

自然と街と文化が調和した
田園都市・洗足へ

東急目黒線・洗足駅の駅前に立つと、誰でも清々しい空気を感じるでしょう。目の前にかわいらしい公園、高層ビルのない高い空、左右に伸びるいちょう並木の商店街。環七通りがすぐ近くを通っているのに、街の中心部にその喧噪は届きません。落ち着きと品の良さ、優しい雰囲気。そんな洗足の街のキャラクターが改札を出てすぐに伝わってきます。

flowers Lithophos

洗足いちょう通りを歩きます。この商店街には昔から地元の人々に親しまれている個人商店が多く、毎日の生活に必要なものは一通り揃います。
東急線沿線の街らしく、お洒落なカフェなども増えてきました。そして洗足らしいと思わせるのが、駅前にこぢんまりとした音楽ホールが建ち、音楽やバレエの教室がいくつもあるということ。洗足いちょう通り沿いの音楽教室は通りからピアノのレッスンの様子が眺められ、良い雰囲気。洗足エリアにはバレエ教室が三つもありますが、それは洗足を拠点とした小牧バレエ団の影響でしょうか。駅前にある「プリモ芸術工房」は、子連れで気兼ねなく楽しめるコンサートを開催するなど、音楽で街をさらに活性化しようと活動を続けています。洗足は昔から文化を大切にしてきた街。児童合唱団の名門・ひばり児童合唱団は洗足が拠点で、駅前には影絵作家の藤城清治がプロデュースする「ラ・ビーカフェ」があります。

ラ・ビーカフェ

新しい店が格調ある街に
元気を運ぶ

東急目黒線の洗足駅から不動前駅までの区間は2006年までに地下化され、現在は主に緑道となっています。「西小山緑道」の花と緑を愛でながらしばらく歩くと西小山。洗足を山の手とすると西小山は下町といったところですが、近年はこだわりの店がいくつも生まれ、洗足から散策がてら向かうのにちょうどよい街になりました。焼き菓子の専門店「キュイソン ルカ」、ボサノバが心地よい「カフェジョアン」、新しいコミュニティの場として7月にリニューアルオープンした「東京浴場」も話題です。

巨大な本棚を備えた東京浴場
キュイソン ルカ
カフェジョアン

公園や緑道が多いのも洗足エリアの魅力。西小山緑道の他に、桜並木の「立会川緑道」、江戸時代の面影を残す「宮野古民家自然園」、ボート遊びも楽しめる桜と紅葉の名所「洗足池公園」などがあります。この好環境は子育て世代にも嬉しいでしょう。

宮野古民家自然園
洗足池公園

2 新しい風

季節に近く、素材に近く、街に近く。
新しいおいしさを発見する場所へ

洗足の街の北側を東西に伸びる「立会川緑道」。桜並木のこの緑道の先に、全面ガラス張りの印象的なお店があります。料理家のたかはしよしこさんのフード・アトリエ「S/S/A/W」。彼女が開発した人気の調味料「エジプト塩」の製造工房・販売所として、ケータリングの調理場として、料理教室の会場としてなど、たくさんの用途で使われている、彼女の活動の拠点となっている場所です。週末を中心に、不定期で予約制のランチ営業も行っています。

S/S/A/W

「『S /S/A/W』は『食』についての私の考えを、おいしく愉快に発信する場所です。Spring、Summer、Autumn、WinterでS/S/A/W。春夏秋冬の採れたての食材を日本全国の生産者さんに分けていただき、メニューを組み立て、食べる人と感動を分かち合います。ここに来ると日本の四季や自然が改めて愛おしくなる、そんな場所でありたいと思っています」とたかはしさんは語ります。

S/S/A/W代表の、料理家・たかはしよしこさん
ランチは要予約。たかはしよしこのエジプト塩ストア「https://egyptjio.stores.jp」で受け付けている

そんなたかはしさんの調味料の中で一番人気のあるのが「エジプト塩」。天然塩にローストして砕いたナッツやスパイスをブレンドしたもので、彼女いわく「料理に一振りするだけで異国にトリップできちゃう魔法の調味料」です。

エジプト塩はS/S/A/Wの他、全国の取扱店で発売中

「ケータリングの仕事を主にやっていたとき、季節の野菜をもりもり食べて欲しいという思いから開発しました。野菜はもち ろん、おにぎりやゆで卵、たこ焼きなどもかけるだけでおいしくなります。アイスクリームにも合うんですよ。エジプト塩は、素材が持っている魅力を引き立て、おいしく変えてくれます」

たかはしさんの本。「京の素」など新製品も続々登場し、たかはしさんの世界が広がっている

さまざまな分野の美しいものを
食と組み合わせて発信する
特別な場所

今夏で6回目を迎えたkitta展

素材の魅力を引き立て、もっとおいしくする。それはここS/S/A/Wで、ジャンルを越えて行われています。S/S/A/Wでは、たかはしさんの料理と組み合わせたさまざまなイベントを行っているのです。ファッション、器、写真…。アートや暮らしに関わるさまざまなものが、たかはしさんの料理と組むことで、さらに魅力的に生まれ変わり、印象的に伝わります。

イベントは街のにぎわい作りにも貢献

「沖縄で草木染めの服を作っていらっしゃるkittaさん、料理人としてのキャリアも積んだ陶芸家の大園篤志さん、オブジェ・器作家のタカノミヤさん。作品をここで展示してもらい、私たちの料理と組み合わせてイベントを行いました。私はさまざまな分野の美しいものを、食とつなげて発信していきたいんです」

すぐ近くにある手打ちパスタの店「Pastificio Sugino」に特注で作ってもらったパスタを使ったメニューをランチで提供したりなど、地元とのつながりも進んでいます。S/S/A/Wをオープンして8年。この街がさらに好きになったとのこと。お薦めの店をうかがうと、個性的なお酒の揃う「かがた屋酒店」、作家ものの器や小物が見つかる「Parque」などを挙げてくださいました。

たかはしさんはこの春、北海道の美瑛町に新しい拠点を作りました。たかはしさんの「つなげる」活動に、北海道の食材という新しいテーマが加わったのです。今後の料理教室、イベント、週末のランチ営業がますます楽しみになりました。

撮影 薮崎めぐみ

写真協力 S/S/A/W

3 この街の物件はこちら

  • プラウド目黒洗足ガーデンコート

    プラウド目黒洗足ガーデンコート
    東急目黒線「洗足」駅徒歩4分、「目黒区洗足二丁目」の邸宅地に誕生する低層永住レジデンス。

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※掲載の情報は、2020年10月時点の情報です